9月に新法人設立総会 全旅協兵庫県支部
12/07/02
全国旅行業協会兵庫県支部(兒島武支部長、188会員)の2012年度通常総会がこのほど、神戸市灘区の神戸ベイシェラトンホテル&タワーズで開かれた。公益法人改革に伴う支部の移行で「一般社団法人兵庫県旅行業協会」の設立総会を9月4日に開くことを決めた。
兒島支部長はあいさつで「LCCが本格化し、我々にとって厳しさが増すように感じるが、北海道や九州の会員は全国から誘客するための付加価値の高い地旅を考えられるのではないか。マイナスをプラスにするよう発想を転換して臨まなければならない」とし、大手旅行会社では取り扱えない皇居奉仕団へのアプローチを会員に勧めた。
また、公益法人改革について「これまで支部は登記されていない任意団体だった。一般社団化することで登記されるようになる」などとし理解を求めた。
兵庫県旅行業協会の定款案も示され、設立時の代表理事に世良純一氏(スカイツアーズ)が就くことを内定した。
この後、支部の事業会社であるHATAの株主総会も開かれた。収益源として、受入機関の販促物などを旅行会社に配布する広告事業を強化していくことを確認した。
兒島社長は、HATAが全旅兵庫営業所を兼ねていることから、11年度の実績について「全旅の保険事業では全国第18位、クーポン事業では第2位の取り扱いになっている。特にクーポンは1位も目前」と紹介した。全旅では保険に続き、クーポンや旅行商品の取り扱い額に対しても各県営業所に払い戻し金(販売奨励金)を設けたことから、兒島社長は「会員にお返しし、皆さんの収益が上がるように取り組んでいきたい」と語った。