ＫＮＴ、経営統合で役員体制を内定　トロイカ体制でブランド浸透図る

近畿日本ツーリスト（ＫＮＴ）は、２０１３年１月１日に持株会社「ＫＮＴ―ＣＴホールディングス」に商号変更するのに伴い、役員体制を内定した。現近鉄副社長の戸川和良氏が代表取締役社長に就き、現社長の吉川勝久氏は代表取締役会長、現クラブツーリズム社長の岡本邦夫氏は代表取締役とし、３人が代表権を持つトロイカ体制でスタートする。

経営統合に向け先に子会社していた３社の商号変更も決めた。ＫＮＴ団体は「近畿日本ツーリスト」、ＫＮＴ個人は「近畿日本ツーリスト個人旅行」、ＫＮＴツーリストは「近畿日本ツーリスト個人旅行販売」とする。

来年１月の営業開始にあわせ「近畿日本ツーリスト」ブランドをより浸透させるねらいだ。

代表権のある３人を除く新役員は次の皆さん。

取締役＝中辻康裕（ＫＮＴ監査役）、中村哲夫（クラツー常務取締役）、今井克彦（ＫＮＴ取締役）、小川亘（同常務取締役）、田口久喜（同執行役員）、小山佳延（クラツー代表取締役専務）▽取締役相談役＝社外＝山口昌樹（近鉄代表取締役会長、ＫＮＴ取締役会長）▽取締役＝社外＝向山秀昭（ＫＮＴ取締役）、西野目信雄（同同）、石崎哲（近鉄エクスプレス代表取締役社長）▽監査役＝馬越俊司（ＫＮＴ代表取締役専務）、花田久子（クラツー常務取締役）▽同＝社外＝岸田雅雄（ＫＮＴ監査役）、植田和保（近鉄取締役執行役員、ＫＮＴ監査役、クラツー監査役）　以上、敬称略。