ＪＴＢ、大幅な増収増益　４―９月期連結決算

ＪＴＢは11月16日、グループの２０１２年４―９月期の連結決算を発表した。売上高は前期比16．４％増の６３７９億円、営業利益は同４０４．４％増の１７１億円、経常利益は同２７６．３％増の１８７億円、当期純利益は同４０８．１％増の１０４億円と大幅な増収増益となった。

４―９月期は昨年の震災の影響からの反発や、円高効果などにより国内、海外ともに堅調に推移。特に海外においてルックＪＴＢ、法人営業が業績を伸ばした。

国内旅行の売上高は同11．７％増の２８２９億円。東京スカイツリー効果の東京が増加し、予約状況で価格が変動する宿泊旅行も好調だった。

海外旅行の売上高は２７３４億円で同23．３％増と躍進。家族旅行が伸びたハワイ、ロンドン五輪のヨーロッパなどが増加し、上期の取扱人員が初めて２００万人を超えた（２０２万人）。

同社は12年度通期の売上高は１兆２千億円超と見込む。経常利益、当期純利益も上方修正した。