「地的経営」のすすめ JTBたびネット会・新年互礼会
13/02/15
JTBの提携店でつくる関西JTBたびネット会(小川豊介会長=龍神観光)は1月22日、大阪市北区のザ・リッツ・カールトン大阪で新年互礼会を開き、会員をはじめ旅館ホテル関係者ら約70人が参加した。兵庫県立大学大学院の佐竹隆幸教授が「『地』的経営のすすめ」と題し講演した。
佐竹教授は、兵庫県尼崎市のパナソニックのプラズマ工場が一昨年10月に従業員1万人を撤退させたと話した。だが失業者はゼロで、連鎖倒産もなかった。「工場誘致に使った行政の補助金分は損ですが、ヒト・モノ・カネで悪影響はまったくありませんでした。つまり地域にとって、なくてはならない企業ではなかったということです」。
また、神戸市で観光タクシーに取り組む近畿タクシーを例に「地域連携で取り組んだ結果、通常のタクシーの売上が伸びました。連携の意味は既存事業を伸ばすことにあったのです」と話した。
席上、小川会長は「労務、ウェブなどの研修をしていきたい」と今年の抱負を語った。