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今夏の家族旅行は"価値訴求"(1) JTBは尾木ママ「旅育」

13/06/03

今年の夏は子どもの成長や体験を前面に企画力で勝負!―。JTBやKNTの夏の家族旅行商品がこのほど相次いで発表された。例年にも増して、家族旅行の価値を訴求した商品構成が特徴で、子どもを取り巻く世相を反映させているようだ。旅行決定権を持つお母さん、財布を握る祖父母にも、子ども(孫)の貴重なひと夏の体験をアピールする。

旅を通じて子どもの成長を育む「旅育(たびいく)」を打ち出したのはJTB。パンフレットに尾木ママの愛称で知られる教育評論家の尾木直樹さんのコメントも載せ旅育のススメを説く。

エースJTB(関西発)の「かぞKing」シリーズで、北海道から沖縄まで全国10方面を設定。それぞれ「体験」=自信が子どもを育てる▽「伝統文化」=違いが子どもを育てる▽「冒険」=勇気が子どもを育てる▽「動物ふれあい体験」=生き物が子どもを育てる▽「大自然」=大地が子どもを育てる―というコピーが踊る。

家族旅行

動物とのふれあいも
家族旅行の大事なネタ

旅育プログラムの多くは、地元関係者と一緒に造り上げた。和歌山県の和歌山マリーナシティで設定したイルカとのふれあい体験「ドルフィンタッチ」、京都大学白浜水族館の館内解説ツアーなどは、この商品だけのオリジナル。いずれのプログラムもオプショナルとした。

7月1日―9月30日出発の期間に14万800人の販売を見込む。JTB西日本では「3世代旅行も取り込みたい」とし、予約状況の滑り出しは順調だという。

なお、かぞKingの販売に伴う旅育チャリティーとして6月1日に大阪市内で尾木ママの講演会「旅育が与える生きる力~子どもが育つ豊かな創造力」を開催する。参加料1人500円は全額をあしなが育英会に寄付する。

今夏の家族旅行は"価値訴求"(2) 近ツーは「夢かなえます」に続く

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