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ANTA地方支部、新団体以降で積極展開(5) 地旅推進事業を本格化/奈良

13/07/01

社団法人全国旅行業協会奈良県支部(中川宜和支部長)と一般社団法人奈良県旅行業協会の通常総会がこのほど、奈良市内で開かれた。

奈良県支部総会は2012年度事業、収支決算が報告され、すでに1月に設立した一般社団の新組織へ移行していることが紹介された。新組織の会長には中川宜和さん(ホリデイプラン)が選出され、副会長に西川久男さん(奈良旅ネットワーク)、専務理事に中島昭人さん(サンキュー観光)を選んだ。

今年度事業は(1)記紀・万葉プロジェクトに参画し、学びを通して地域に貢献することや苦情対応の勉強会など各種セミナーの実施(2)県協会研修旅行の実施(3)地旅勉強会の設置および推進を行う。

なかでも地旅については地域に根ざした地旅を応援するための委員会を立ち上げ、営業基盤を広げる考えで、会員外にも参加を求めて勉強会を開く方針。

それ以外にも地旅素材を発掘・検討・商品化する現地視察や地旅商品販売へ積極支援する販促支援を行う。第3種会員の場合は全旅の受託販売での企画・実施も視野に入れている。

中川会長は「名前だけでなく、実際に地旅に取り組んでおられる方に委員になってもらい、少しでも会員のための事業を行いたい。この会に入ってよかったと思っていただける運営にしたい」と、本格的な地旅推進事業を行う姿勢だ。

引き続いて行われた株式会社奈良県旅行業協会の総会では、任期満了に伴う役員改選で井上博義さん(全日本トラベルサービス)を新社長に選出した。

井上新社長は「全旅協の旅行災害補償制度が主体の事業になる。ぜひご協力を」と話し、今年度事業は全旅協災害補償制度の利用促進、全旅クーポン制度の利用拡大、協力会との交流などに取り組むと述べた。

また協力会との共催事業である「ヤマトからカモ・ネギ送客キャンペーン」についての報告があった。キャンペーンは同協会会員から受入・協力会会員への企画商品造成・送客に対して販売助成を行うキャンペーン。昨年は旅行会社13社が参加し、669人の送客があった。

協力会(安藤元量会長=安藤予約センター)の総会でもカモ・ネギ送客キャンペーンに積極的に取り組むことを確認した。再任した安藤会長は同キャンペーンに対して「今年の目標は1600人から2千人と聞いているので、大いに期待している」と話していた。

株式会社奈良県旅行業協会の役員は次の通り。

▽取締役=吉野福男(ロイヤルツーリスト)、中島正美(アイ・エス・エイ)、池田修史(アイテム・いこまツーリスト)、植田善人(日本レジャーツーリスト)▽監査役=吉田瑛(濱観光サービス)、中川宜和(ホリデイプラン)。以上、敬称略。吉野さん以外は新任。

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