若い知恵で新事業を 京旅協・総会/京都
13/07/04
京都府旅行業協同組合(山本芳孝理事長)はこのほど、京都市中京区のANAクラウンプラザホテル京都で第31期通常総会を開いた。役員改選で山本理事長を再選した。
今年度事業は、2012年度を含めクーポン事業が低迷していることを踏まえ、(1)組合員への情報の提供と経営サポート(2)手軽に利用できるユニット商品の開発(3)リテール商品の共同募集事業の実施(4)着地型商品は十石舟事業と併行し採算の合うものを取り入れる(5)案内所や有志旅館とキャンペーンや情報交換会の開催―などを決めた。
同組合が進める着地型旅行商品「岡崎桜回廊十石舟めぐり」の実績については、3月末―5月上旬に1万6千人以上が乗船し、前年比110%という好成績を残した。なかでも夜桜見物については280人が乗船し、これまでにない伸びになったことが報告された。
共同募集事業では7本のバスツアーを実施し、昨年12月に行ったお買物ツアーで敦賀は227人、天橋立・舞鶴は145人を集客した。
山本理事長は「当組合は結成以来、共同募集事業やクーポン発券事業に取り組み成果をあげてきた。しかし、この10年間で旅行形態の変化や直予約などの増加などで、今後の組合運営を根本的に考え直す時期にきている。これからは若い人たちに知恵を絞ってもらって、新しい事業を行ってほしい」と話し、「十石舟めぐりを組合収入の一角になるよう努力しなければならない」と訴えた。
このほか、共同募集ツアーでホームページの活用や協定機関の会員を増やすことを今後の課題に挙げた。