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年末年始の海外旅行、最長9連休で好況感漂う

13/11/12

年末年始の海外旅行動向が明らかになってきた。i.JTBと楽天トラベルのネット予約大手2社がまとめた予約動向を見ると、最長9連休効果から日程の長期化で好況感が漂っている。

i.JTBは12月20日―2014年1月12日の航空券予約実績から動向をまとめた。全体で約2割増、例年より早期予約の多さが特徴で、近隣のアジア方面でも旅行日程が6日間以上の長期予約も多い。全体としての主流は6―9日間。

旅行先都市は昨年に続き、タイ・バンコクが1位。2位は台湾・台北、3位は韓国・ソウルと続く。6位上海が昨年10位から、8位ロサンゼルスが同12位から順位を上げたのが目立つ。全体的にはアジア人気が継続し、台北やホノルルも3―4割増で活況だ。

主要空港の伸び率は札幌が前年比248.3%増、福岡同175.7%増と飛躍的にアップ。大韓航空やアシアナ航空などが地方空港発の公示運賃に注力したことや、札幌はタイ国際航空、福岡はハワイアン航空やデルタ航空などが新規就航したことが要因という。

楽天トラベルは12月28日―14年1月5日の海外旅行予約状況から。海外宿泊人泊数は同88.8%増と大きく伸びており、1人泊あたりの宿泊単価も同20.1%増と需要増、ぜい沢旅行人気がうかがえる。

同社では好調の要因を9連休に加え、アベノミクス効果もあると分析。こちらでも早期予約の増加が見られるほか、30歳代が同68.0%増、40歳代が同89.7%増、50歳代が同94.7%増となるなど働き盛りの世代が大きく躍進したことも目立つ。宿泊単価増も30歳代の伸びが大きかったことも寄与しているようだ。

旅行先方面は、大半のエリアで前年より伸びを示している。国別の伸びは、香港の同204.6%増が突出。同140.1%増のタイ、同136.9%増のシンガポールといった東南アジアや、99.1%増のアメリカも好調だ。都市別人泊数は1位グアム、2位台湾、3位韓国・ソウル。

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