ＪＴＢ、ＵＳＪとトラベルパートナー契約

ＪＴＢ（田川博己社長）はこのほど、大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）と「オフィシャル・トラベル・パートナー」契約を結んだ。オープン時間前の特別入場や人気アトラクションの限定サービスなど共同で旅行パッケージを開発する。２０１４年後半にオープン予定の「ハリー・ポッター」のテーマパークを起爆剤に、両社の強みを生かしてマーケットの拡大を図る。

ＵＳＪの運営会社ユー・エス・ジェイとコーポレート・マーケティング・パートナーシップ契約を締結した。旅行会社としては唯一のパートナー企業となり、来春以降に売り出すＵＳＪのパッケージ商品には(1)ＵＳＪオフィシャルホテルに宿泊すれば、正式開園時間よりも早く入場できる限定プログラム(2)人気コンテンツやアトラクションを確実かつスムーズに楽しめる限定サービス(3)旅行体験をより充実したものにするＪＴＢ限定のオプションプラン(4)パーク内ＪＴＢ専用ラウンジが利用可能―などの導入が計画されている。

今後はＵＳＪの顧客誘引力と、全国および海外各地に張り巡らされたＪＴＢのネットワークをフル活用して「強力なタッグで、個人旅行のみならず法人団体、教育旅行、そして訪日旅行においても連携を強化していく」としている。

ＪＴＢでは創立１００周年を記念して昨年11月、旅行会社として初めてＵＳＪを貸し切った。約７千人を集客し成功した。また「ロイヤル・スタジオ・パス」や「ＪＴＢ・プレミアム・パッケージ」の販売を通じて、多くの送客を実現させたことから今回の契約につながった。