伊勢志摩や富士山が好調 JATAの年末年始調査
13/12/10
日本旅行業協会(JATA、菊間潤吾会長)はこのほど、2013―14年末年始の旅行動向調査結果として旅行先人気ランキングをまとめた。国内は今年話題を集めた伊勢志摩や富士山、東京などが引き続き好調を維持しているようだ。
国内旅行の1位はこの時期、暖かさを求めて人気の沖縄。次いで、年越しイベントを行う東京ディズニーリゾートやスカイツリーの東京が人気を集める。3位はクルーズ列車「ななつ星」の宣伝効果が大きい九州。遷宮で人気が高まり、正月の初参りで賑わう伊勢神宮と世界遺産効果が定着した富士山を擁する東海が4位、定番の京都が5位と続く。
年末年始は最大9連休と長期のバケーションが期待できる。旅行日程は年越しを挟み年末と年始で分散化の傾向にあるという。温泉地の高級旅館ホテルでの連泊、列車利用プランや北海道へのスキーも上昇気配をみせている。
海外旅行は長期休暇で大きく恩恵を受けそう。早期予約傾向で、大手旅行会社7社の全方面の商品予約状況は10月下旬で対前年比8.7%増と好調だ。
方面別1位は全世代で定番のハワイで、同14.3%増と大きく伸ばした。2位から6位は台湾、タイ、シンガポール、グアム、ベトナムと東南アジアを中心に近場が同20―50%程度の増で好調さが目立つ。
調査はJATA会員325社の営業、企画、カウンター担当者らにアンケートで実施した。