日本旅行、13年度国内旅行営業収益は6.3%増
日本旅行(丸尾和明社長)の2013年度の連結決算が明らかになり、営業収益は前年度比5.3%増の529億3100万円だった。営業利益は同0.8%増の18億2千万円、経常利益は同19.8%減の21億200万円、当期純利益は同9.9%減の12億9900万円。
日本旅行単体では、販売高は同4.6%増の3959億6700万円、営業収益は同5.8%増の451億3900万円、営業利益は同9.5%増の8億5700万円、経常利益は同22.5%減の9億8300万円、当期純利益は同17.3%減の5億4千万円だった。
部門別では、国内旅行は販売高が同3.0%増の2404億6800万円、営業収益が同6.3%増の273億7500万円。各分野の販売高は、企画商品は仙台・宮城や広島でのデスティネーションキャンペーン(DC)商品などJRセットプランの強化や東京ディズニーリゾート30周年で首都圏商品を拡充した結果、同8.9%増の929億1200万円、団体旅行は教育旅行やMICE、ネット販売など中核分野への転換や伊勢神宮式年遷宮などイベントの取り組みを強化し、同7.7%増の594億4千万円と好調に推移した。
海外旅行の販売高は同4.3%増の1408億9500万円、営業収益は同1.2%増の147億7400万円。円安や領土問題の影響を受けたものの、企画旅行でヨーロッパ商品やアジアなどネット専用商品を拡充するなどしてまずまずの結果だった。
国際旅行の販売高は同43.3%増の145億4100万円、営業収益は同35.4%増の19億8900万円だった。
14年度は16年度までの中期経営計画「ACTIVE2016」の2年目。消費増税など懸念要素もあり、連結業績予想は営業収益は0.3%増の531億円、営業利益は39.5%減の11億円、経常利益は12.9%減の18億3千万円、当期純利益は12.2%減の11億4千万円を見込む。