観光交流促進で観光立国実現 ANTA・総会
14/07/15
全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は6月24日、東京都品川区の東京マリオットホテルで第50回定時総会を開いた。
総会では、(1)観光庁や自治体と連携して東北・東日本観光復興キャンペーン活動に取り組むとともに、国内各地の観光イベントなどへの協力を通じ国内観光の活性化に取り組む(2)東アジアやアセアン諸外国との友好・交流事業に参画し海外旅行と訪日旅行の双方向の人的交流促進で観光立国実現に貢献する(3)東京オリンピック・パラリンピックの開催による旅行需要に対応し会員の事業環境づくりを進める―などに取り組むことを確認した。
二階会長は昨年度の旅行収支が40年ぶりに黒字だったことを報告し「アセアン各国からの旅行者が増え、我々には安心・安全な旅行を提供する義務がある。今年は海外旅行自由化から50周年の節目。日本の旅行の歴史は旅行業発展の歴史でもある。今後は観光交流を通して各国と密接な関係を築いていくべき。我々の業界はそういう使命を帯びていることを確認したい」と話した。
観光庁の久保成人長官は「地域素材を掘りこし国内観光を活性化させることで観光立国につなげたい」と協力を求めた。