過去最高の人数-今夏の旅行動向・JTBと楽天調べ(1)
14/07/25
JTBがまとめた夏休み(7月15日―8月31日)の旅行動向の見通しによると、1泊以上の旅行に出掛ける人は前年比0.2%増の7902万人で、過去最高を更新する見込みだ。所得向上という直接的な家計への好材料を背景に旅行意欲は旺盛。総旅行消費額も過去最高と推計されるなど今夏の旅行市場は盛り上がりそうだ。
好調の要因は、ベースアップや夏期ボーナスの増加。加えて雇用環境も上昇機運をみせるなど、経済環境の好転が消費者の旅行意欲を高まらせたとみられる。
国内旅行は同0.2%増の7639万人で、過去最高となった昨年を更新。昨年と比較して「テーマパーク」「温泉」「自然」「食」を目的にした旅が人気を集めている。なかでもテーマパークは大阪・USJのハリー・ポッター新施設の登場が注目を集める。全体的にはアウトドア系項目が減少しており、「癒し」「ゆっくり」を求める旅が好調といえそう。
方面別では、USJに加え「あべのハルカス」オープンと話題の多い大阪が人気。四国霊場開創1200年の四国や、世界文化遺産登録が決まった富岡製糸場を擁する群馬の急上昇が目立つ。
i.JTBの国内宿泊旅行インターネット予約の状況(6月8日時点)で、都道府県別に前年からの伸び率を見ても、離島人気や新ホテル開業が話題の沖縄がトップで、2位大阪、3位群馬、4位香川が続いている。
→過去最高の人数-今夏の旅行動向・JTBと楽天調べ(2)に続く
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