USJは前年同期比5倍増 JTB西日本・今夏の旅行トレンド
14/07/30
JTB西日本広報室はこのほど、今夏の旅行トレンドを発表した。全般的に堅調な国内旅行の中でも、7月15日にハリーポッター・エリアがオープンしたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の絶好調ぶりが際立っている。
エースJTB関西発「USJへの旅」7―9月の販売人員は前年同期比で約5倍。年度当初から前年同期比150―160%で推移し7月は同400%、8月は同470%と急伸した。ハリーポッターの「エリア入場確約プラン」が完売する日も夏休み中には出始めているという。
また、今夏のUSJ商品は、大阪府内からの宿泊利用が激増しているのが特徴。4―9月で前年同期比360%に拡大しており、西日本広報室では「地元の方も宿泊をしてUSJを楽しむスタイルが増えてきている」と分析する。和歌山県同420%、奈良県同325%など近畿6府県はいずれも2倍以上増え、ハリーポッターはお膝元でも人気が高い。
7―9月出発の夏の旅行全般については、国内旅行のエースJTBが販売人員で前年同期比100%、販売額で同106%と堅調な反面、海外のルックJTBは人員が同92%、販売額が同100%とやや苦戦する。
国内で好調な方面は「大阪兵庫」が人員で同163%、「沖縄」同112%、「四国」同114%、「北海道」103%、「九州」102%。6月に世界文化遺産に登録された群馬県の富岡製糸場の効果は、この夏の旅行動向には目立って表れていない。昨年開園30周年に沸いた東京ディズニーリゾートも今夏は反動減のようだ。
海外は「台湾」が同181%で好調だが、その他は伸び悩む。