羽田便利用商品が好調　ｉ．ＪＴＢの年末年始海外旅行予約動向

夏休みが終盤に差し掛かるなか、早くも年末年始商戦が動き出した。ｉ．ＪＴＢ（今井敏行社長）がまとめた、ＪＴＢホームページにおける８月13日時点の年末年始（12月23日―２０１５年１月３日）の海外旅行予約動向（人数ベース）は、ツアーが前年比42．３％増、海外航空券が同９．６％増と好調な滑り出しとなっている。

海外旅行パッケージツアー「ルックＪＴＢ」の下期は国際線発着枠が増加した羽田空港発着商品を拡充。同商品はツアー47．１％増、海外航空券71．８％増と好調に推移している。なかでも昼間時間帯の発着が可能になった欧州のツアーが前年より10倍以上、新規就航のベトナムは海外航空券が５倍以上の予約を集めている。

方面別の人気ランキングは、ツアーが１位ハワイ、２位グアムは例年同様好調で、３位サイパン、４位イタリアが上昇。海外航空券は１位タイ、２位アメリカ、３位ハワイに続き、４位台湾と５位ベトナムが前年より人気となっている。

日程では、12月23日―12月25日出発がツアー56．４％増・海外航空券36．４％増。クリスマスから長期休暇を取得し旅に出る傾向が強いようだ。

同社はＪＴＢホームページの海外旅行サイトにおいて、年末年始・冬休み出発を対象にしたキャンペーンを実施している。旅行予約した会員を対象にポイント付与するもので、ツアーでは年末年始期間が最大１万５千円相当、クリスマス出発が最大３万円相当など出発時期によりポイントに差をつけている。申込はツアーが８月29日まで、海外航空券が９月30日まで。