連結営業収益は5%増、単体も純利益黒字計上 日本旅行中間決算
14/09/09
日本旅行(丸尾和明社長)の2014年度中間決算(1―6月)は、連結業績で営業収益は前年同期比5.0%増の252億1400万円だった。
営業損失は営業費用の増加に伴い前年の2億100万円から3億400万円に拡大したが、経常利益は為替差益の計上や為替差損の解消もあり7300万円で前年を3億1100万円上回った。中間純損失は1億1700万円。
日本旅行単体の個別決算は、販売高は同7.7%増の1930億1千万円、営業収益は同6.1%増の214億7900万円、営業損失は同4800万円増の2億5700万円、経常利益は同5億8500万円増の2億9800万円、中間純利益は同3億9千万円増の2億8600万円となり、22年ぶりに黒字となった。
国内旅行部門の販売高は7.1%増の1151億7600万円、営業収益は同5.4%増の128億 7400万円。赤い風船の販売高は同7.8%増の385億2千万円でJRセットプランやウェブ、クルーズ、「女子旅」商品などの強化が奏功した。団体旅行は企業やMICE、教育旅行の取扱拡大を推進し同10.1%増の296億5400万円だった。
海外旅行部門の販売高は同4.7%増の681億6千万円、営業収益は同3.3%増の68億4千万円。マッハ、ベストツアーの販売高は同7.1%増の263億7600万円と大きく伸び、団体旅行も3.3%増の103億7800万円。
国際旅行部門の販売高は同47.0%増の95億9800万円、営業収益は同49.7%増の13億700万円。