地旅普及で地方創生 全旅九州沖縄・新春の集い
15/02/12
協同組合全旅九州沖縄(池田孝昭理事長)と受入協定会・九沖会(高島淳一会長)は1月19日、熊本市のANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイで2015年新春の集いを開いた。関係者約400人が出席した。
池田理事長はあいさつで「今年は日韓国交正常化50周年で700万人の相互交流人口を目指しています。その先陣を切るべく2月14日にANTAと全旅が一体になり訪韓団を結成しました。すでに1200―1300人が集まり、そのうち約400人が九州のお客様です」と報告。「我々は16年前から地旅をやっており、地方創生が言われている中で追い風です。皆さんの英知を結集してがんばっていきたい」と地旅の普及拡大に意欲を示した。
ANTAの近藤幸二副会長は、二階俊博ANTA会長と池田理事長が両輪となって業界をけん引していることに賛辞を送り、来年3月に鹿児島県で開く国内観光活性化フォーラムと地旅博覧会への協力を呼びかけた。
九州運輸局の竹田浩三局長も「地旅が九州観光の新しい発掘、磨き上げにつながっている」。
熊本県の小野泰輔副知事は、阿蘇山の噴火が通常の観光に支障がないこと、八代港に今年クルーズ船が10隻来航することを話し「熊本は九州の玄関口。九州一体となって連携し、トータルで観光客の満足度を高めたい」と話した。
このあと、九沖会会員施設のうち宿泊、観光、運輸のそれぞれに送客実績が高かった組合員を表彰したほか、宿泊券や特産品が当たる抽選会が行われた。また、組合員と九沖会メンバーの商談会も開かれた。