旅行業団体が総会(9) 全旅九州沖縄-フォーラムと地旅博に全力
協同組合全旅九州沖縄(池田孝昭理事長)はこのほど、熊本市のホテルニューオータニ熊本で第4回通常総会を開いた。2016年3月17―18日に鹿児島県で行われる第11回国内観光活性化フォーラムと第2回地旅博覧会にオール九州で全力を傾注することを確認した。
池田理事長は「前回、和歌山県で開催したフォーラムと地旅博覧会の1万3千人を上回る参加者を集客したい。九州だけで5千人を送りたい」と協力を呼びかけ、送客目標を達成した会員に報奨金を贈る考えを示した。
また「鹿児島のフォーラムに参加するお客様を長崎や大分など各県に誘致するようコース案を早急にまとめ、オール九州で取り組みましょう」と話した。
フォーラム開催県の鹿児島県旅行業協同組合理事長で、全旅九州沖縄の中間幹夫副理事長は開催計画や準備状況を説明した。それによると、メーン会場は鹿児島市内の鹿児島アリーナで、大隅半島と薩摩半島、甑島の3カ所をサブ会場とし「フォーラム開催に伴う経済効果を分散して高める」ねらい。「地域行政とタイアップし、どのように誘客が叶い、経済効果を高められるかの新しいモデルを示したい」とし、中間副理事長は協力を要請した。
事業計画では、受入協定会「九沖会」の会員数を各県事業会社3社ずつを目標に拡大を図るほか、例年1月に九沖会と共催している新春の集いを今年度は中止し国内観光活性化フォーラムと地旅博覧会に注力することにした。また集客事業としてインドネシア旅行の催行をはじめ、来年5月に「にっぽん丸」をチャーターし隠岐へのクルーズに取り組むことなどが明らかにされた。
役員改選では池田理事長、中間副理事長、高橋光昭専務理事を再任した。今年9月には事務局を担う全旅九州支店の移転に伴い、日本旅行熊本支店内に事務局を設置することも決めた。
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