「大人旅」志向が顕著―クラツーがシニア調査(1) 上質やゆとり求める
15/10/07
クラブツーリズム(小山佳延社長)はこのほど、20―60代の旅行に関心の高い男女を対象にした旅行に関するインターネット調査を行い、シニア世代は趣味・興味(テーマ)を堪能する旅が人気であることがわかった。同社がテレビコマーシャルで展開する「大人旅」需要の高まりを裏付けた調査結果だ。
調査は「旅行に関する意識調査と実態調査2015」とし8月下旬、各世代・男女206人ずつ計2060人に尋ねまとめた。
それによると、50―60代は、およそ3人に1人(29.4%)が1シーズンに1回以上旅行に出かけている。この世代は「ゆとりのある旅」「上質な旅」への関心が高く、お得感を示す豪勢・欲ばり・激安な旅への関心は20―30代と比較して低い。お得な旅は年齢の上昇と相反する。
その傾向は「数多くの名所を巡る盛りだくさんな旅」と「自分の趣味や興味のある分野をじっくり堪能できる旅」の二者択一にも表れ、年齢の上昇とともに後者の傾向が強くなる。50―60代では7割近い67.4%に達する。
同様に、年代が上がるとともにパッケージツアーの利用率もアップ。クラツーでは「旅行によく出かけ、旅をじっくり楽しみたい50―60代にとって、パッケージツアーは使いやすい旅行スタイル」と分析する。
→「大人旅」志向が顕著―クラツーがシニア調査(2) テーマ型旅行に関心に続く