創業地の観光盛り上げ 日本旅行、滋賀県と連携協定締結
15/11/27
滋賀県(三日月大造知事)と日本旅行(丸尾和明社長)は11月10日、県観光の振興に関する包括的連携協定を締結した。同社と地方自治体、同県と旅行会社との包括的連携締結は、それぞれ今回が初めて。
日本旅行にとって滋賀県は1905年に創業した、ゆかりの深い地。昨年11月には三日月知事と丸尾社長が対談したことを機に県の観光開発プロジェクトが立ち上がり、6月には「女子旅びわ湖」として商品化、10月には「女子旅プランコンテスト」をスタートさせるなど連携を深めていた。
今回の連携締結では、お互いが持つ資源、強みを生かして連携し、滋賀県内の観光振興をはじめインバウンド旅行の促進、教育旅行の充実で地域活性化を図るほか、情報発信や環境保全、帰宅困難者への支援などによる県民サービスの向上を目指すことを目的としている。
具体的には、旅行商品の共同開発や県内観光関係者への研修の実施などで観光を活性化。同社グループ店舗では滋賀のブランド強化プロジェクト「MUSUBU SHIGA」の動画を放映するなどして滋賀県観光の魅力を伝えていく。
また、教育機関と連携した学習型旅行商品の開発にも着手するほか、近江米や近江牛の消費促進に向けた協力や、農業や食を楽しむ体験型旅行商品の拡大など幅広く連携事業を展開する。