近ツー、地域活性化へＰＪ（2）　朝日と提携しクラウドＦＤ

15/12/17

近畿日本ツーリストは、インターネットで不特定多数の人から資金を募るクラウドファンディングを活用し、旅や地域活性をテーマにしたプロジェクトを推進する事業を始める。

朝日新聞社が運営するクラウドファンディングサイト「Ａ―ｐｏｒｔ」と提携、旅と地域活性の専門サイトを今冬にも開設する。旅行業界でクラウドファンディングサイトを立ち上げるのは初めて。

この冬に開設するサイトは「ミライトラベル」。これまでになかった視点を持つ旅や地域の活性化につながるプロジェクトを紹介し、資金を調達する。近ツーが持つ旅行企画のノウハウや全国ネットワーク、朝日新聞社の編集力や発信力を生かしプロジェクトを充実、起案した一般消費者などを全面的にサポートする。

具体的には、Ａ―ｐｏｒｔ内にミライトラベルのパートナーページを新設し、「特定の場所でイベントを開催したい」「地域の伝統を学ぶために、それを保持するための資金を集めたい」など、地域に根ざしたプロジェクトを掲載し資金を募る。

特にオリジナリティにあふれたプロジェクトについては、近ツーのサイト内（http://biz.knt.co.jp）で公募するほか、近ツー自らが起案者を発掘していくという。

地方創生につながる着地型旅行企画の開発や交流イベントなどの創造の手法として注目されそうだ。

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