スタートダッシュ成功　北海道新幹線商品の予約好調

北海道新幹線新青森―新函館北斗間の開業が３月26日に迫ってきた。旅行会社各社の旅行予約状況をみると、開業効果が早くも表れている。昨年、国内旅行人気をけん引した北陸新幹線のように、今年も新しい鉄路に注目が集まりそうだ。

楽天トラベルの１月31日時点での予約状況では、函館周辺や青森、岩手、宮城県といった北海道新幹線沿線エリア全体で前年同期比65．７％増。内訳は函館エリアが同82．１％増、青森県が同43．５％増、岩手県が49．１％増、宮城県が同72．３％増と軒並み高くなっている。全体的には首都圏や北関東居住者からの予約増が目立つという。

阪急交通社では１月４日に北海道新幹線ツアーの第１弾を発売。北海道方面の４―９月の予約人数は、首都圏発が同約50％増、北海道発東北、首都圏方面は同約１００％増と好調。これを受け、全国各地発のツアー商品も追加発売した。

全国９つの新幹線で日本列島を縦断する商品や、北海道新幹線と北陸新幹線、フェリーで日本を一周するという鉄道と船によるツアーが人気を集めているという。