京都・会員増で事業に弾み　旅行業界で総会ラッシュ（4）

一般社団法人京都府旅行業協会（尾池文章会長）は６月８日、ハイアットリージェンシー京都で２０１６年度定時総会を開いた。会員が参加しやすい研修事業、京都府内の観光関係団体が一堂にそろう交流会の開催などの今年度事業を決めた。

尾池会長はあいさつで「前年度は13社の入会があり、協会の大きな力になっている」と新規加入が増えたことを報告。協会の収入源である保険の手数料収入が減少傾向にあることから、特別補償などの加入を会員に呼びかけた。

事業計画では、来年１月に新春賀詞交歓会を開催することや、青年部活動を支援することなど独自事業を盛り込んだ。

また、京都府旅行業協同組合（京旅協）と同様、事務局の入居ビルが耐震基準を満たしていないため、早期の移転を迫られている。そのため執行部で移転先を検討し、京都市下京区の京都リサーチパークＫＲＰ２号館を移転先として総会に諮った。積立金の中から１００万円を取り崩して移転費用に充て、７月中にも移転することを決めた。

総会後、全旅西日本支社の髙山貢支社長がクーポン、旅行、インターネットなど自社事業を説明しながら「京都府のクーポン取扱は前年度比１１０％でした」と謝辞した。