ファミリーは「真田丸」上田、女子旅は「瀬戸芸」香川離島 楽天夏旅人気ランキング
楽天トラベルがこのほど発表した夏の国内旅行動向をみると今夏のトレンドが見えてくる。家族旅行は大河ドラマの舞台や自然、恐竜など大人から子どもまで楽しめるエリアが、女子旅はアートやパワースポットなど女性の心をくすぐる海辺のエリアが人気のようだ。
「家族旅行人気上昇ランキング」の1位は長野県上田・別所・鹿教湯エリアで前年同期比161.2%増。大河ドラマ「真田丸」の舞台では、上田市では大河ドラマ館を中心にまち歩きが注目を集めているほか、「信州上田大花火大会」や別所温泉の盆踊りなど夏の定番イベントも底堅く人気を支えている。
2位は神奈川県箱根で同124.1%増。定番の観光地だが、「芦ノ湖夏まつりウィーク」をはじめ家族向けのイベントも多い。3位の福井県永平寺・勝山・大野は122.9%増で、県立恐竜博物館という子どもたちに人気の素材が今夏も強さを見せている。4位は京都府京都駅周辺、5位は島根県江津・浜田・益田・津和野と続く。9位の長野県伊那・飯田・駒ヶ根・昼神は、「星が最も輝いて観える場所」阿智村で開かれている「日本一の星空ナイトツアー」が浸透してきたようだ。
「女子旅人気上昇ランキング」1位は、瀬戸内国際芸術祭開催の香川県離島地区で同168.8%増。2位は猫にあやかるパワースポットや「サイクリングの聖地」で注目を集める広島県福山・尾道・しまなみ海道が同116.7%増、3位は高野山や龍神温泉が女性の支持を集める和歌山県 和歌山市・加太・和歌浦が同114.5%増で入った。
次いで4位に香川県高松・さぬき・東かがわ、5位に山口岩国・周南・柳井。全般的に「癒し」「パワスポ」「美肌の湯」など女性をターゲットに観光振興を展開している地域が上位にランクしているようだ。
ランキングは7月15日―8月31日の宿泊予約人泊数から算出した。