16年上期の営業収益2.4%増 日本旅行の中間決算
16/09/09
日本旅行(堀坂明弘社長)の2016年度中間決算(1―6月)は、連結業績で営業収益は前年同期比2.4%増の249億3千万円だった。海外旅行は低迷が続くものの国内旅行とインバウンドがまずまず堅調だった。
営業損失は前年同期から3400万円縮小したものの5億500万円、経常損失は8400万円拡大し1億9100万円、中間純損失は同2億6700万円縮小し2億1400万円と改善した。教育旅行やMICEといった中核分野の強化などが奏功した。
日本旅行単体の個別決算は、販売高は同2.4%減の1903億9900万円、営業収益は同2.9%増の212億7千万円、営業損失は前年同期から9500万円縮小し3億2700万円、経常損失は7800万円を計上、中間純損失は同2億200万円縮小し2億100万円。
国内旅行部門の販売高は0.6%減の1202億8100万円、営業収益は同3.3%増の138億800万円。赤い風船の販売高は同1.2%増の425億6100万円で、北海道新幹線開業や北陸新幹線開業1周年京都や岡山でのDC関連商品など商品拡充が奏功。団体旅行は企業やMICE、教育旅行の取扱拡大を推進し同0.4%増の325億3100万円だった。
海外旅行部門の販売高は同22.0%減の525億9千万円、営業収益は同21.5%減の40億1400万円と昨年に続き大幅な減少。マッハ、ベストツアーの販売高は同30.4%減の130億7500万円、団体旅行は9.2%減の98億3300万円。
国際旅行部門の販売高は同33.6%増の165億9400万円、営業収益は同31.2%増の22億9200万円。