大阪の夜華やかに-訪日客にエンタメを JTB西日本や松竹、日舞や殺陣のレビュー公演を開始
JTB西日本、OSK日本歌劇団、松竹、松竹芸能の4社が連携し12月15日から、大阪市中央区の道頓堀角座で訪日外国人向けエンターテインメント「REVUE JAPAN(レビュージャパン)」の公演を始める。大阪に滞在する外国人観光客らに夜の観光素材を提供する。
レビュージャパンは、ダンスを中心に日本舞踊や殺陣を組み合わせ、芸者や侍が登場して日本語が分からなくても楽しめるノンバーバル(非言語)エンターテインメント。JTB西日本とOSKは今年1月下旬―2月上旬の春節期間限定でトライアル公演を行い好評を得たことから、定期公演に踏み切った。
11月30日に角座で行われた記者発表にはOSKの虹架路万さん、桃葉ひらりさんら出演者や関係者が出席。虹架さんは「お客様もステージに上がって舞体験をしていただきます」と話し、OSKの山口能孝社長は「日本での楽しい思い出を持って帰ってもらえるような公演にしたい」などと見どころを話した。
JTB西日本の森脇和也インバウンド事業部長は「訪日外国人市場はリピーターが増加し、モノではなくコト消費への関心、ニーズの高まりがある。反面、コトに関する消費先は乏しいのが現状だ。観光都市として大阪の夜も活気を出し、ナイトエコノミーを創出して地域に貢献したい」と意気込みを語った。
JTB西日本では、道頓堀のエリアマネジメントを地元商店街と契約しており、エンターテインメントを軸とした観光開発に取り組んでいる。レビュージャパンの定期公演もその一環で、グループの海外拠点なども活用し世界へ発信していくという。
公演は19時30分から、21時30分からの1日2回。公演時間は約45分。チケットの販売はJTB西日本が運営し、関西国際空港や心斎橋などに4店舗を構える関西ツーリストインフォメーションセンターで行う。料金は3500円(ウェブ販売3千円)。すでに12月1日から販売している。
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