全旅クーポン、拡充へ新展開(1) 保証料・入会金を「0」、送客会員増へメリット打ち出す
全旅(中間幹夫社長)が2019年、基幹事業「全旅クーポン」を強化する。入会金減免などの施策を展開し送客会員数の増大を図るほか、ホテルや航空券をオンラインで予約できる新システム「Trip全旅」を稼働、送客会員への付帯サービスを充実させる。平成最後の年に攻勢をかけ、取扱量拡大につなげる考えだ。
全旅では2019年1月21日から、全旅クーポン会送客正会員から徴収していた保証料制度を廃止する。1月7日から3月29日までは、新規に正会員となる事業者への入会金もなくし、全旅クーポンの会員数の増大を図る。
全旅クーポン会では09年10月度に保証料制度を導入し、送客正会員からこれまで発券額に対して通常0.4%の保証料を徴収していた。受入会員への100%保証を担保するためだったが、1月21日以降の新規発券分より正会員への保証料制度を廃止する。ただし、送客準会員については従来通り、保証料1.98%を収受する。
また、送客正会員数の拡大を目的に入会金を減免。通常5万円の入会金を1月7日—3月29日の新規入会には0円、4月1日—6月28日の新規入会に対しては半額の2万5千円とする。
今回の全旅クーポン会の制度変更について、全旅では「送客正会員の皆さまのご負担をなくし、送客正会員数ならびにクーポン取扱量の拡大を図りたい」としている。
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