日本旅行 上半期の売上は5.8%増、国内旅行伸びる
日本旅行は8月30日、2019年12月期の上半期(19年1月1日~6月30日)の連結業績を発表した。
売上高は前年比5.8%増の254億3100万円で、営業利益は1億円(前年同期は7億3500万円の損失)、経常利益は5億6500万円(同4億1300万円の損失)、当期純利益は4億5500万円増(同3億6300万円の損失)といずれもプラス転換。各種の取り組みやゴールデンウィークの10連休効果などにより、主力の国内旅行が大きく販売高を伸ばした。営業費用は2.3%減の253億3000万円だった。
日本旅行単体の売上高は7.8%増の218億5400万円、営業利益は3400万円(同6億6600万円の損失)、経常利益は2億1700万円(同1億300万円)、当期純利益は12.9倍増の9000万円。海外旅行の販売高は3.3%増の600億3200万円、営業収益は4.7%増の42億400万円で、このうちマッハとベストツアーはスペインなど「No.1戦略国」への注力やウェブ専用商品の強化により、販売高は13.7%増の175億2200万円と2桁増となった。
団体旅行の販売高は、企業のインセンティブ旅行の受注拡大などで3.0%増の93億5600万円に。国際航空券などの単品商品は0.1%増の309億9200万円だった。
国内旅行の販売高は14.7%増の1363億9300万円、営業収益は7.2%増の141億1900万円。赤い風船はJR各社との連携やウェブ専用商品の強化により、販売高は12.7%増の469億7000万円と大きく増加した。
団体旅行はMICEの販売強化などに努めたものの、0.6%増の337億6700万円と微増に。JR券や国内航空券などの単品商品は31.%増の536億4700万円と大幅に増加した。訪日旅行などの国際旅行の販売高は2.7%増の231億円で、営業収益は13.0%増の28億9700万円だった。
通期の連結業績予想は、売上高が0.5%増の522億1000億円、営業利益が0.3%増の9億1000万円、経常利益が8.7%減の15億9000万円、当期純利益が54.1%増の9億8000万円。日本旅行単体では売上高が1.1%増の446億円、営業利益が105.5%増の4億5000万円、経常利益が7.5%増の8億1000万円、当期純利益が49.7%増の4億4000万円で、いずれも数値も前回発表から変更はない。
情報提供 トラベルビジョン
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