KNT-CT 7月の取扱額は国内、海外とも前年比減
KNT-CTホールディングスの2019年7月の旅行取扱概況で、海外、国内、外国人の3部門を合計した総取扱額は前年比1.2%減の388億229万円となった。外国人旅行が28.1%増の21億5955万円と前年を上回ったが、海外旅行が3.9%減の133億7331万円、国内旅行は2.1%減の223億6990万円となった。
海外旅行を部門別で見ると、団体旅行は1.4%増の26億1169万円と微増。一般団体が10.0%減の18億3759万円となったものの、学生団体が44.6%増の7億7410万円と大幅に増加した。一般団体は職場旅行やSIT型旅行における取扱人数の減少、前年の大型国際スポーツイベントからの反動により前年を下回った。学生旅行は修学旅行や留学・研修旅行での単価増などが貢献した。
企画商品は4.9%減の69億230万円で、クラブツーリズム商品が6.2%減の54億8710万円、ホリデイが1.0%増の13億9937万円などとなった。海外個人旅行は5.6%減の38億5932万円であった。
取扱人数ではクラブツーリズムはスイス、フランス、ロシア、バルト三国が好調、北米、オセアニアも堅調であった一方、中国、香港、マレーシア、カンボジア、カナダは不調。また、ホリデイは欧州、オセアニア、ミクロネシアが好調となったが、米国、台湾が不調であった。
国内では、団体旅行が6.4%増の51億9076万円、企画商品が2.0%減の129億196万円、個人旅行は10.8%減の42億7719万円。団体旅行では、一般団体が4.0%減の28億144万円となった一方、学生団体が22.0%増の23億8932万円と好調。企画商品ではクラブツーリズム商品が0.7%増の82億4336万円と微増したが、メイトが6.6%減の46億2673万円だった。
国内の傾向としては、学生団体は修学旅行やスポーツイベントの取扱人数の増加が追い風となった一方、一般団体は企業系コンベンションなどで取扱人数は増えたものの、招待旅行などの件数が減少した。
企画商品の方面別動向では、クラブツーリズムは北海道(道東)、北東北、中部、京都、滋賀、九州、沖縄が堅調。メイトは東海方面が好調であったが、北海道や首都圏方面は苦戦した。
情報提供 トラベルビジョン
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