アムステルダムでは① Booking.com本社見学ツアーに参加
ブッキング・ドットコム・ジャパンは10月28-11月1日、オランダ・アムステルダムへの本社プレスツアーを行った。メディアに見せたい本社ってどんな感じなんだろう。本社見学の後は、アムステルダム市内のクールなホテルを案内してもらった。
元オランダ国立銀行をリノベーションした本社ビル
まことに不勉強ながら、ブッキング・ドットコムの本社がオランダにあるとは知らなかった。実はGoogleがこの世に誕生するより早い1996年にオランダで設立され、現在では世界最大規模のOTA(オンライントラベルエージェント)となった同社。アムステルダム本社は、旧市街の運河沿いにあり、いかにも由緒ありそうなthe bankビルは、元オランダ国立銀行をリノベーションして使っている。
グローバルで17500人、オランダ国内では5000人のスタッフが働いている。ダイバーシティー化が進んでいて、スタッフの国籍は100カ国を数え、平均年齢は32歳と若い。オフィスを案内してくれたのはPR部門のスタッフでノルウェー出身の女性だった。
オフィスの壁には、あちらこちらにホワイトボードが掛かっていて、ディスカッションした跡だろうか、メモや付箋がペタペタとついていて活気ある様子がうかがえる。
各階でデザインが違っていて、たとえばアムステルダムがテーマのフロアにはバイクレーンが描かれていたりする。
2ユーロで食べられるランチは、さまざまな食文化にも配慮
5Fはカフェで11時半から2時まで開いていて、スタッフは2ユーロ程度の負担で好きなものを食べられる。メニューもスタッフの多様な国籍に合わせて、各国の料理を用意。しかも、メニューは毎日変わっている。
案内してくれた彼女が、オフィスで一番好きな場所という6Fには、市内を一望するテラスがあった。夏の晴れた日には、ソファーでゆっくり日光浴をするんだそう。
テラスからは2021年に完成予定の、新社屋の建設現場のクレーンが良く見えた。今は、オランダ国内の12カ所に散らばっている全社員が一緒に働くことになるそうだ。
快適で働きやすい職場を提供することで、スタッフがどんどん新しいサービスを作り出し、競合他社との競争に勝って成長していこうという、ブッキング・ドットコム社の勢いが感じられる本社訪問だった。
文と写真 肥塚由紀子
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