年末年始は「暖かい」沖縄、ハワイが人気/JTB調査
JTB(髙橋広行社長)は11月29日、年末年始に行きたい旅先をランキング形式で発表した。国内は沖縄、海外はハワイが1位で、JTBでは「あったかい旅先が人気」としている。
ランキングはウェブアンケートを実施しまとめた。この年末年始は、12月27日が仕事納め の場合、翌28日から2020年1月5日までの9連休をとりやすい日並びになっている。
国内旅行ランキングでは1位が沖縄県、2位が北海道で、この年末年始も王道観光地が人気。3位は東京都と京都府が並び、5位は静岡県だった。
1位の沖縄県を訪れたい理由では41%が「絶景スポット」を挙げている。本島はもちろん、離島も個性があり、絶景スポットが豊富な沖縄で年末年始を過ごしたいという人が多い。自由回答では「暖かいから」というコメントが 目立っている。
2位の北海道は38%が「温泉」、次いで 「食」「雪見スポット、スキー、スノーボード」を理由に挙げている。沖縄とはがらりと変わり、寒い北海道ならではの楽しみ方を期待する人が多い。京都府は「初詣」「ご利益スポット、パワースポット」が64%、5位の静岡県は圧倒的に「温泉」が人気で 62%が理由に挙げている。
また、年末年始に訪れてみたい都道府県を選択した理由では、圧倒的に1位だったのが「温泉」。2位「食」、 3位からは「初詣」「絶景スポット」「テーマパーク」と続く。自由回答で尋ねた「訪れてみたい温泉」では「湯畑を見ながら散策して温泉に入りたい」「温泉とスキーを堪能」などのコメントがあった草津温泉(群馬県)が1位。「箱根駅伝と合わせて行きたい」という年末年始ならではの回答もあった箱根(神奈川県)が2位だった。以下、3位に有馬温泉(兵庫県)、4位城崎温泉(同)、5位由布院温泉(大分県)、6位別府温泉(同)、7位熱海温泉(静岡県)、8位登別温泉(北海道)が入り、9位には下呂温泉(岐阜県)と道後温泉(愛媛県)が並んだ。
一方、海外旅行は海外旅行では毎年人気のハワイが1位。続いて台湾、オーストラリア、グアム・サイパンと日本より暖かそうなエリアが人気だ。訪れたい理由では、ハワイは「ビーチ」が41%で、暖かいビーチでのんびり新年を迎えたい意向が強い。台湾は「食」が58%、オーストラリアは「自然」が52%だった。
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