コロナ禍から反転攻勢へ 大阪観光局とJTBがパートナー契約
公益財団法人大阪観光局とJTBは6月1日、大阪府域の観光振興をともに推進する「ゴールドパートナー契約」を締結した。大阪観光局とJTBはこれまでにも、天神祭の誘客事業や道頓堀ナイトパーク化に向けた実証実験を行うなど、大阪の観光振興に協働。今回の締結を機に連携を一層強化するとしている。
大阪は、2019年に外国人観光客1231万人が訪れるなど国際観光都市として人気を集めていたが、新型コロナウイルス感染症の影響により大きな打撃を受けている。反面、21年にはワールドマスターズ関西、25年大阪・関西万博など大型イベントの開催を控え、大阪観光局ではStayHomeからGoOutへ反転攻勢に向けた「がんばろう日本!We are OSAKA」キャンペーンなどを展開。JTBと連携を深化し地域の活性化に取り組んでいくとしている。

ゴールドパートナー契約を締結した溝畑理事長(左)と北村関西広域代表
締結にあたって大阪観光局の溝畑宏理事長は「大阪が日本の観光のショーケースとしてゲートウエイ機能を担っていくにあたり、JTBの持つ広域ネットワークや人材と連携し、観光資源を掘り起こし発信していくとともに、観光分野におけるイノベーションを共に推進してまいります」。
JTBの北村豪執行役員関西広域代表は「裾野の広いツーリズム産業の復活は地域経済の再生につながります。大阪観光局とこれまで以上に連携し、互いが有するネットワークや資源を最大限活用しながら大阪の魅力を高め、大阪の観光振興・地域の活性化に貢献してまいります」とコメントを発表している。
なお「がんばろう日本!We are OSAKA」キャンペーンは6月1日現在、133施設が参画している。JTBでは大阪観光局が推薦する地域のタビナカ新素材を商品化するほか、オンライン宿泊予約サイトで特典付きの専用宿泊プランを販売している。URLはhttps://www.jtb.co.jp/kokunai/promotion/theme/osakatourism/index.asp
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