コロナ:沖縄県 6月5日から県民の県内宿泊旅行に補助金
沖縄県は6月5日から、県民が県内の指定旅行会社で購入する県内宿泊旅行商品について、1回1人あたり最大1万5000円を補助する、「おきなわ彩発見」キャンペーンを開始する。コロナウイルス感染拡大の影響で苦境に立つ、県内の宿泊施設や旅行会社を支援する。
1人あたりの補助額は、旅行代金が3万円以上で1万5000円、2万-3万円未満が1万円、1万-2万円未満が5000円、6000-1万円未満が3000円。
宿泊期間は6月5-7月30日。期間中、何回でも利用が可能で、県観光政策課では、5万回の旅行利用を見込んでいる。予算規模は5億円。国から交付される、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の一部を充てる。
キャンペーンに参加できるのは、県内に本社があり、JATA(日本旅行業協会)もしくはANTA(全国旅行業協会)の会員会社とOTA。旅行会社と協定のない宿泊施設を支援するため、県内の観光協会が販売する宿泊プランも対象とする。
6月2日から25日まで、参加を希望する旅行会社を募集する。参加が決まった旅行会社は、販売する旅行商品が、キャンペーン商品であることを明記し、補助適用前の旅行代金と、旅行代金に応じた補助額を掲示したうえで、割引料金で販売する。
補助額は後日、事務局に請求する。精算を旅行会社と事務局の間で行うことで、県民に向けたクーポン券などは発行しない。
県は6月1日に、キャンペーン実施を発表、2日から参画旅行会社の募集を開始し、6月5日の宿泊分から補助の対象とするなど、かなり急ぎ足での開始となった。
県観光政策課では、「予算措置が確定していなかったことで、急な発表になりました。期間中の1つの週末も無駄にしたくない気持ちで、キャンペーン開始を急ぎました」と話す。募集中の旅行会社等については、県内の20-30社・団体の参画を見込んでいる。
沖縄本島には石垣島や西表島など離島に行ったことがない県民も多いそうだ。県観光政策課では、「この機会に、今まで訪れたことのない、沖縄の離島にも宿泊旅行をしていただきたいです」と呼びかけている。
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