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バス旅行における感染症対策を学ぶ 和旅協が病院で研修

20/09/26

協同組合和歌山県旅行業協会(小山哲生理事長=日高観光)は9月18災病院(南條輝志男病院長)が主催する「バス事業者感染対策研修〜職員・お客様を守るために」に参加し、新型コロナウイルス感染予防について学んだ。20人が出席した。

南條病院長は「GoToトラベルキャンペーンなど、旅行でコロナウイルスの感染が危惧されるが、旅行をしてもしなくても三密などエチケットを守らないと感染率は高くなる」と指摘。感染予防によって感染リスクを抑えられるが、バス旅行の実施にあたり留意点を示した。

それは、バスの運転手やバスガイド、旅行会社の添乗員はPCR検査を受けること、コロナウイルスの正しい知識を持って仕事を行うこと。その結果、Go Toトラベルキャンペーンで感染者を増やさないようにすることが必要になる、と訴えた。

濃厚接触者の定義は「1メートル以内でマスクをつけず、15分以上の会話をする人」で、マスクをつけていなくても2メートル離れていたり、15分以上話してもマスクをつけてさえいれば濃厚接触にならないと説明。歯科医が患者と濃厚接触して治療を行っているにも関わらず一人の感染者も出ていないのはマスクをし、ゴム手袋をつけて歯を削る際に飛ぶ水滴にはゴーグルを使用するなどの対処をしているからで、しっかりと感染予防さえしていれば、密接であってもコロナは感染しない、と事例をあげて紹介した。

南條病院長はウイズコロナについても言及。「コロナウイルスが治まってから社会活動をと言っていると、社会は破たんしてしまう。可能な限り、平常な社会経済活動を行えるよう正しい知識を持って対処してほしい」と呼びかけた。

協同組合和歌山県旅行業協会

ウィズコロナ、アフターコロナで
感染症対策の研修

続いて、同院の感染管理認定看護師の太田岳志さんが感染対策について説明。なかでもバス事業の感染対策の予防策は手洗い、三密回避のほか、従業員・客ともマスクの着用や車内の換気・休憩中の窓開け、カラオケの禁止、バス内で大勢のゲームはしない、大声で叫ばないといった事例を挙げて注意を促した。

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