AI乗合タクシーの1日乗車券で周遊 JTB、大分日田で観光型MaaSの実証実験
JTBは3月、大分県日田市で観光型MaaSの実証実験を行う。人工知能(AI)による配車決定を行う乗合タクシーを使った1日乗車券企画を実施し、スマートな地域観光を実現。非接触やキャッシュレスなどニューノーマル時代の新しい観光スタイルを追究し、マイクロツーリズムや滞在型観光の推進につなげる。
実証実験は九州観光推進機構や日田市、日田市観光協会の協力を得て実施。同社では地域で開発した着地型商品の登録から予約・決済、現地でのAI乗合タクシーまでをワンストップで提供し、地域の二次交通の課題を解決するソフト「JTB MaaS API Gateway」を提案するなど観光型MaaSへの取り組みを強化しており、その一環の事業となる。乗合い車両の配車決定をAIが行う「AI乗合タクシー」が今回の実証実験の核となる。
歴史的な町並みの豆田町や日田温泉をはじめ市内観光スポットをつなぐAI乗合タクシーが乗り放題となる「日田1日乗車券」をスマートフォンアプリで販売。温泉入浴券などダウンロード特典も提供、1日を自由気ままに、スマートに楽しんでもらう。
3月16―22日は「日田1日乗車券 水の息吹 春の芽吹 日田の恵み―日田を巡る旅」と題した旅行企画を実施。料金は大人500円、小学生250円。3月20日は大分駅発着で「日田1日乗車券」体験バスツアーを無料で実施する。1日乗車券は各自購入する。
申し込みなど詳細は特設サイト(https://www.jtb.co.jp/kokunai/promotion/theme/hita-maas)から。
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