沖縄の文化財を公共交通機関で周遊促進 JTB沖縄と日観振、共同で「おきなわ日本遺産アプリ」リリース
JTB沖縄(杉本健次社長)と日本観光振興協会(山西健一郎会長)は11月16日、沖縄の日本遺産をめぐるモデルコースを紹介する「おきなわ日本遺産アプリ」を開発、提供を始めた。路線バスの周遊パスや観光施設、飲食店などで特典が受けられる電子クーポンも掲載。公共交通機関を利用しての沖縄の文化財の周遊を促す。
両者は2019年の「琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な『琉球料理』と『泡盛』、そして『芸能』」の日本遺産認定を機に、共同で「公共交通機関を活用した沖縄・日本遺産周遊体験ツーリズム構築事業」を実施してきた。沖縄の文化を生かした観光振興、課題だった交通渋滞の解消、公共交通機関の利用促進を目的に日本遺産をめぐるモデルコースを構築。今回のアプリはこれを具現化させたものとなる。
アプリではテーマや時代別のモデルコース4コースを紹介。日本遺産のストーリーを路線バスやモノレールを使って周遊できるほか、沖縄本島広域の観光文化施設や飲食店、土産店での使える電子クーポンも配布する。アプリ内では路線バス・モノレールが乗り放題となる「沖縄路線バス周遊パス」も購入できる。

「おきなわ日本遺産アプリ」画面イメージ
なお、今回の「公共交通機関を活用した沖縄・日本遺産周遊体験ツーリズム構築事業」はこのほど発表された、観光庁とスポーツ庁、文化庁による「スポーツ文化ツーリズムアワード2021」で特別賞「日本遺産ツーリズム賞」を受賞。沖縄観光にテーマ性をもたせ、日本遺産の周遊性を高めたことが評価された。
アプリの公式サイトはhttps://www.okinawatraveler.net/nihonisan/。
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