ロイヤルツーリストが挑む「奈良版ウェルネスツーリズムの確立」 2月に宿泊ツアー催行
奈良県内の着地型旅行「ならたび」を推進するロイヤルツーリスト(吉野福男社長)がウェルネスツーリズムに取り組む。植物療法や漢方の専門家とコラボし、日本における薬草や漢方の発祥地とされる奈良を深掘りしたツアーを実施。薬膳料理や朝YOGA体験なども盛り込み、美容と健康に関心が高い都会に暮らす人を呼び込む。奈良の新しい滞在型ツーリズムとして定着を図る考えだ。
ツアーは、奈良市プレミアムツアー「漢方の発祥の地 奈良〜漢方・薬草の旅〜古代から現代、未来へ〜漢方・薬草、健康の歴史文化の発祥地 奈良ウェルネスツーリズム」。日本書記に記されている我が国最古の薬草の採取、栽培のまち奈良を訪ねる2月12−13日の1泊2日。コロナ禍に苛まれている今、日本古来の薬効と癒しを体感する内容だ。
12日は近鉄西ノ京駅に集合し、唐招提寺で漢方、薬草のお話を聞く。垂仁天皇陵では、日本固有の柑橘類「大和橘」を収穫。その大和橘を使って奈良の旬の素材を用いた昼食、東大寺二月堂の特別拝観、正倉院の薬物についてミニ講演もセットしている。宿泊は「ANDO HOTEL奈良若草山」。薬草蒸し風呂のテントサウナ体験、奈良市街を一望する夜景も楽しむ。
13日は、若草山山頂で体験する朝ヨガから。ヨガインストラクターの町田ユカリさんの指導で古都の朝の空気を身体に採り入れる。癌封じで知られる大安寺では、ツアー参加者に限定した特別祈祷の後、著名な料理人のオオニシ恭子さんよる大和薬膳のランチを。そして、梅まっさかりの奈良市郊外の月ケ瀬梅林を訪ね、日本で唯一の烏梅職人・中西喜久さんによる古代紅のつくり方を見学する。

古都・奈良の奥深さを感じる2日間
(写真はイメージ)
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