感染はもちろんキャンセル料も不安 損保ジャパンらがコロナ禍の修学旅行の参加実態調査
修学旅行のキャンセルに関する保険を販売するMysuranceは2月17日、親会社の損害保険ジャパンと共同で「コロナ禍の修学旅行の参加実態調査」の結果を発表した。全国の小中高生の保護者へのアンケートで、子どもの修学旅行参加時に感染はもちろん、キャンセル料への不安も大きいことがわかった。
修学旅行の実施状況は、「中止になった」が33・4%と3人に1人が修学旅行にいけないという残念な状況が明らかに。「これから実施予定」が28・3%で、「実施された」は38・3%。実施されても「参加しなかった」と回答したのは4・7%にとどまる。
参加させた際の不安だったことは「旅行中の子どもの新型コロナウイルス感染」53・0%、「宿泊先、交通機関の感染対策」38・1%と、やはり感染への心配が募るが、「修学旅行の中止・不参加によるキャンセル料の負担」も19・8%と一定数いた。急な修学旅行の中止や自己都合による不参加など「行けなかった場合」にどうすればいいのか、不安に感じる保護者は当然多い。
これからの実施については、「参加しない」は5・3%。不安なことはすでに実施した場合同様、感染に関する事項が上位2項目だが、キャンセル料については26・0%に増える。
調査結果を受け、日本修学旅行協会は「キャンセル料の取り扱いについては各自治体や取り扱い旅行会社により異なり、保護者の参加・不参加の判断にも影響した。新しい保険が整備・拡充されることは、保護者の不安を減らすという意味で重要と考えている」とコメントしている。
調査は2021年11月に実施。回答者数は1663人。
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