全旅が「TL―リンカーン」と在庫連携、宿泊施設と旅行会社双方にメリット
全旅(中間幹夫社長)は、宿泊施設の予約・販売管理システム「TL―リンカーン」を提供するシーナッツ(山田英樹社長)と契約を締結。5月9日から、宿泊施設の連携受付を始めた。宿泊施設にとっては、宿泊代金を100%保証する全旅クーポンによる精算でリスク回避ができるほか、全国の全旅クーポン会員の旅行会社約2800社へ販路拡大につながる。
全旅クーポンでは現在オンライン在庫システム「Trip全旅」を展開しており、TL―リンカーンを導入している宿泊施設が全旅クーポンと在庫を連携すると、Trip全旅を通じて全国の旅行会社にアプローチできる。また、他のネット販売先と共有を行うことで残室・料金の一括調整を効率的に行うことも可能だ。
全旅クーポン会員にとっても、Trip全旅の共通在庫から宿泊施設を手配できるようになり、宿泊施設数と在庫数が増大することから仕入力の強化につながるメリットがある。
全旅の中森万登営業推進本部長は「全旅クーポンの100%保証を使って、TL―リンカーンに登録した在庫を全国津々浦々の旅行会社様へ卸すことができるようになります。まずは、『TL―リンカーン用』として弊社にご登録いただきたいと考えております」と、宿泊施設に呼びかけている。
宿泊施設が全旅と連携する申し込み方法は、https://www.zenryo.co.jp/tllincoln-entry/から。ただし、全旅クーポン会加盟契約のない宿泊施設は別途契約が必要になる。
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