茨城牛久・山梨甲州の日本遺産で観光振興 近畿日本ツーリストとクラブツーリズム、ワイン文化日本遺産協議会と包括連携協定を締結
近畿日本ツーリスト(高浦雅彦社長)とクラブツーリズム(酒井博社長)は8月27日、茨城県牛久市と山梨県甲州市でつくるワイン文化日本遺産協議会と、日本遺産を生かして観光振興、地域活性化を図ろうと包括連携協定を締結した。
同日牛久市で開かれた「牛久シャトー日本遺産フェスタ式典」で発表した。式典には近畿日本ツーリストの細川比呂志執行役員、クラブツーリズムの酒井社長、同協議会からは牛久市長の根本洋治会長、甲州市長の鈴木幹夫副会長、河村建夫特別顧問が出席。赤池誠章参議院議員、葉梨康弘法務大臣、牛久シャトー名誉館長の辰巳琢郎さんも参加した。
連携協定は両市がエリアの日本遺産「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」を地域活性化につなげようと締結。日本遺産を核としたまちづくりや地域振興、地域の文化財が中核の観光拠点の磨き上げ、来訪者目線に立った国内外への情報発信などに三者が協力して取り組みを進めていく。
具体的には、日本遺産のストーリーを継承、支援する「日本遺産サポーター制度」の導入や、日本遺産のストーリーを体感できる旅行商品やイベントの企画、教育旅行向け日本遺産プログラムの開発、特産品の開発などを行う。
協力事業の実施期間は2025年3月までの予定。
連携協定について、根本・同協議会会長は「様々な提案をしながら、ほかの日本遺産協議会にはない先進的な取り組みとなるよう積極的に活動していく」、高浦・近ツー社長は「国内外から観光客に両市にお越しいただくため地元の水戸、甲府支店を牛久・甲州の魅力の発信基地としていく」、酒井・クラツー社長は「継続的に牛久市・甲州市エリアの観光活性化に取り組み、牛久市・甲州市エリアのファン創りのお手伝いをさせていただきたい」とそれぞれコメントしている。
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