DX推進で「くまモンランド化構想」 JTB、熊本県らと観光魅力増強へ実証実験
22/10/20
JTB(山北栄二郎社長)は10月6日から、熊本県らと、DX推進による「くまモンランド化構想」実現に向けた実証実験を始めた。熊本の人気キャラクター「くまモン」をフックに魅力ある地域づくりを目指す。
実証実験にあたり、同社はJTBパブリッシング、JTB総合研究所、パイオニア、トヨタレンタリース熊本と「くまモンランドDX事業コンソーシアム」を設立。熊本県がくまモンの人気を生かして世界中から人や企業が集まる地域へと磨きをかける「くまモンランド化構想」に協力する。
実証実験は2023年3月末まで、阿蘇地域で実施。阿蘇の魅力を「くまモン」とIT技術を使って新たなユーザー体験を実現することで、観光周遊促進と魅力あふれる観光地づくり、くまモンのファンづくり、地域の再活性化を図る。
具体的には、トヨタレンタリースの「くまモンレンタカー」と「スマート音声ナビ」を活用した観光モビリティのユーザー体験を提供。訪問地数や滞在時間などを通常のレンタカー利用者と比較し回遊促進につなげる。
そのほか、AR(拡張現実)技術を使った謎解きイベントや、県内を周遊する「くまモンツアー」の企画販売、くまモンファンのコミュニティの形成に向けた取り組みなどを展開する。
事業主体は熊本県が担い、JTBは事業全体の統括、ツアーの企画販売、ファンコミュニティを担当する。
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