旅行先1位は11年ぶりに韓国ソウルに HIS・年末年始の海外旅行動向
22/12/14
エイチ・アイ・エス(HIS)はこのほど、年末年始(12月24日―2023年1月3日)の予約状況から海外旅行動向をまとめ、発表した。方面別では1位が11年ぶりに韓国ソウルに。予約者数はコロナ前までは依然として戻らないまでも前年の約19倍と客足は徐々に戻ってきた。
予約は前年同日比(調査日は11月15日)で1914・1%と大きな伸だが、コロナ前の19年比では2割程度にとどまる。日本における国際線航空座席供給数がコロナ前の約5割減)とおり、座席数そのものが戻りきっていないことが一つの要因。平均単価は前年比130・6%の19万6700円。燃油サーチャージの値上がりが影響している。
旅行先1位はソウルとなり、1位を続けてきたホノルルは2位に。1位の交替、ソウル1位は11年以来となる。韓国は規制緩和で予約者数が急増。約7割が女性で、なかでも若年層からの人気が際立つ。空港路線の再開で手頃な価格も人気の理由だ。4位にはプサンも入り、韓国の回復の速さが目立つ。
ホノルルは2位となったが、家族旅行が多い年末年始の旅行先として、引き続き高い人気。3位には昨年に続きバンコクが入った。5位はグアム、6位はシンガポール、7位は台北、8位はマニラ、9位はパリ、10位はホーチミン。欧米など長距離方面は伸び悩んだ。
同社では、23年は、コロナ前に需要の高かった台湾の回復を予測している。
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