文化庁移転で「文化観光」 旅行業の京都2団体、新春賀詞交歓会を開催
一般社団法人京都府旅行業協会(北澤孝之会長=ツアーポート)、株式会社京都全旅(上原龍男社長=アートツーリスト)は1月18日、京都市中京区のANAクラウンプラザホテル京都で新春賀詞交歓会を開き、130人が出席した。
賀詞交歓会を前に京都のダンスグループ「アテンション」の子どもたち20人がダンスを披露、会場を盛り上げた。
北澤会長は「この3年間デジタル化が進み、仕事のスタイルも大きく変わりました。旅行業の復興には異業種とコラボするなど幅広い市場から安定的な収益を得られる取り組みを行わなければなりません」と述べ、「今年1年、会員の皆さんのビジネスのきっかけになる研修会や勉強会を行い、様々な情報が得られる事業に取り組みたい」と活動方針を示し、協力を求めた。
元衆議院議員で一般社団法人京都府旅行業協会顧問の伊吹文明さんは「今年、文化庁が京都へ移転し業務を開始します。文化を観光ビジネスとしてどのように結びつけていけるかが問われます。ぜひ成功させて京都モデルをつくり、全国に情報発信してほしい」と語った。
京都府の西脇隆俊知事も文化庁移転で「京都の固有の文化を継承し、発展させることで地域創生を図りたい」。京都市の門川大作市長は「インバウンドが盛んなとき、京都はオーバーツーリズムの地として騒がれました。しかし多くの人が京都へお越しいただいているのにオーバーツーリズムという表現はどうかと思います。現在、混雑を解消する取り組みを行って、快適に京都観光を楽しめるようにしています」と語った。
続いて一般社団法人全国旅行業協会の北敏一副会長、株式会社全旅の中間幹夫社長があいさつしたあと、京都絆会の服部一平幹事が乾杯の音頭を取って、交歓会が始まった。
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