千葉県旅行業協会、創立70周年式典開く 二階ANTA会長ら150人が祝う
一般社団法人千葉県旅行業協会(大原秀雄会長=ワールド観光)は2月2日、千葉県鴨川市の三日月シーパークホテル安房鴨川で創立70周年記念式典を開いた。来賓として、いずれも衆議院議員でもあるANTAの二階俊博会長と自民党観光立国調査会の林幹雄会長を招いたほか会員、協力会員など150人が出席した。
大原会長はあいさつで「協会は昭和28年1月の創立以来、70年にわたり安全安心な旅の提供に努めるとともに、会員各社の資質の向上を図ってきました。コロナ禍で業界は未曽有の危機に直面し取り巻く経営環境の厳しさから将来展望が厳しいとの声も聞かれます。しかし私たちはこれまでオイルショック、バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災を乗り越えてきました。環境変化が厳しい今こそ、各位が自社のあるべき姿、進むべき方向を考える時期です。協会としても会員の声に心を寄せ、歴代役員や会員が築いてきた旅行業協会の伝統を継承しつつ一層の努力をする覚悟です」と決意を述べた。
二階会長は「コロナで業界は経験のない危機に直面しています。しかし、幾多の困難乗り越えてきたように、お互いに連携し、経験を語り合い、培ってきた知識を生かせば、いかなる困難も乗り越えられると信じています。千葉県旅行業協会が明るい道標を示し、健全な発展に尽力していただくことに期待しています。観光業は平和産業です。観光は地域のよさを発見し、学び、楽しみ、語り合うことで国民の心と生活を豊かにすることができます。胸を張って頑張ってほしい。平和産業の育成発展を誓い合いましょう」と激励した。
また、林会長は「観光庁ができて15年、観光は日本経済の一角を占め、地域創生の原動力になっています」と引き続きの活動に期待を示した。
出席者で式典の企画づくりで助言・協力したという石川主税さん(ちばフロントサービス)は「立派な70周年式典に感無量です。来賓からの期待にも応えられるよう、前に進んでいきたいと思います」と話していた。
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