営業利益66億9200万円で黒字転換、増収増益に 日本旅行・22年12月期決算
日本旅行(小谷野悦光社長)は2月24日、2022年12月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比68・3%増の1819億1400万円、営業利益は前年度の4億円の損失から同66億9200万円の利益に転換した。経常利益は同289・5%増の74億7200万円、当期純利益は前年度の6億2400万円から81億1500万円の大幅な増収増益を計上した。
中期経営計画に基づき、ビジネスモデルの変革や運営体制・コスト構造の見直しなど抜本的構造改革への取り組みを進めた。ソリューション事業では、ワクチン関連事業などの期間延長への対応や国や自治体からの受託事業拡大、感染防止ガイドラインの順守を前提とした教育事業の展開や企業ソリューションの提案などに取り組んだ。
個別決算は、売上高が同69・4%増の1648億9300万円、売上総利益は同34・3%増の385億8600万円、営業利益は同36億4500万円増の60億8千万円、経常利益は同42億9200万円増の65億7300万円、税控除後の当期純利益は同36億3700万円増の69億5700万円。
国内旅行部門では、国内団体の売上高が同72・9%増の508億7800万円、単品商品の売上高は同31・8%増の37億1200万円。全体の売上高は同98・6%増の1144億3400万円、売上総利益は同68・2%増の212億1300万円。
うち赤い風船の売上高が同136・1%増の598億700万円と大きく回復。JRとの連携でセットプランを中心にウェブ専用商品を強化。カーボンオフセット商品の展開、自治体の需要喚起策との連動商品を展開した。
海外旅行の売上高は同342・2%増の26億2400万円、売上総利益は同92・3%増の6億47100万円。国際旅行の売上高は同186・2%増の27億円、売上総利益は同98・4%増の6億8300万円。受託事業の売上高は同28・3%増の451億3600万円、売上総利益は同3・9%増の160億1900万円。
- 観光DX推進で地域活性化 JTBと松山市、交流・関係人口拡大や観光振興で連携協定締結(25/04/01)
- 新理事長に田中さん(エキスパート) OATA、クーポン100億円目指す(25/03/31)
- 阪急交通社、兵庫県と災害対策支援協力に関する協定を締結(25/03/30)
- 【人事異動】JTB 4月1日付(25/03/26)
- 旬の情報を獲得「*and trip.」、JR東日本びゅうツーリズム&セールスが運営する旅のきっかけを提供するサイト(25/03/26)