山陰へインバウンド誘致 山陰DMOとクラツー、テーマ性豊かなコース造成
一般社団法人山陰インバウンド機構は3月1日、訪日外国人旅行者向け「山陰地方」満喫モデルルートBest16紹介セミナーを大阪市阿倍野区のあべのハルカスで開いた。クラブツーリズムと連携しモデルルートを開発したもので、2025年の大阪・関西万博を見据えて山陰地方へインバウンド誘致の流れを本格化させる。関西の旅行会社やランドオペレータら約40人が参加した。
セミナーでは、クラツーの担当者がコース造成のねらいなどを説明。鳥取砂丘と民藝運動、由志園や足立美術館などを周遊するガーデンツーリズムなど、地域資源とテーマを明確にしストーリー性のあるFIT型コースを紹介した。「貸切列車や貸切イベントなど、特別なプランを一緒につくり、一緒に売っていく体制をつくりたい。万博を見据えて山陰に人を送る流れを生じさせましょう」と呼びかけた。
同機構の福井善朗代表理事も「山陰は交通アクセスが良くなく、ツアー化をしなければなりません。今日はそのキックオフ」と協力を促した。
また、2025年国際博覧会協会の川村泰正さんは「大阪・関西万博では350万人の外国人のお客様をお迎えしようとしています。せっかく大阪に来られた外国人観光客を日本全国に行っていただきたい。万博チケット購入のため350万人が必ず協会のホームページにアクセスするので、山陰へ行ってくださいとアプローチします」などと、博覧会協会も山陰のインバウンド誘致を後押しすることを約束した。
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