わたかの島で「福寿荘のタヌキ像」と30年ぶり再会 京旅協が研修旅行
京都府旅行業協同組合(森野茂理事長)は1月24―25日の1泊2日で三重県志摩市を目的地とする研修旅行を実施。宿泊した「風待ちの湯 福寿荘」の新館入口脇に置いてある信楽焼のタヌキ像が約30年前、当時の京旅協組合員の皆さんから寄贈されたものであることが判明するサプライズもあった。
研修旅行は、三重県多気町に2021年にオープンした日本最大級の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」の視察からスタート。ヴィソンは東京ドーム24個分という広大な敷地に宿泊施設、温浴施設、飲食店、物販店、産直市場、農園などからなる。地方創生やSDGsの達成を掲げて、地元の生産者が毎日入れ替わりで出店する「軽トラマルシェ」というユニークなスポットも。
参加者の一人は「立ち寄りの場合1時間では慌しく感じました。事前に行きたい店などをピックアップしておくといいですね」。
今研修でメーンの福寿荘がある的矢湾に浮かぶわたかの島へは、バスを降りて渡船で向かう。到着後はウエルカムドリンクならぬウエルカム貝焼きで、海産物が豊かな志摩エリアならではのもてなし。さらにアジアンテイストの「はいふう」、最近増えているという修学旅行など学生団体が主流の「はな」と3館の施設見学を行った。
夕食は、京旅協と協同組合大阪府旅行業協会と兵庫県旅行業協同組合でつくるHOKの「まる得ユニットプラン」のコースで、海の幸や松阪牛に加えて郷土料理の手こね寿司の実演調理が付く特別感のあるメニュー。朝食は大トロも出る豪華な内容で、伊勢志摩をまるごと感じられる料理が参加者に好評だった。
翌日は伊勢神宮参拝とおかげ横丁を参拝したものの、寒波で高速道路が通行止め。そこは旅行業の研修ならではの機転で、参加者が連携しながらルート検索し素早い判断で無事に戻ることができたそうだ。
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