知られざる京都市郊外 京旅協、送客視野にモニター
京都府旅行業協同組合(森野茂理事長=アルファトラベル)はこのほど「京都市北部山間地域モニターツアー」を実施。中心部以外にも魅力的な素材が数多くある京都市を知り、組合員である旅行会社の送客の一助になればと企画した。
ツアーでまず訪れたのは、中心市街地からバスで40分ほどのところにある京都市北区の中川地区。中川地区は磨き丸太や垂木生産を行う「北山林業」発祥の地として数百年の歴史を持つ林業を生業とした集落で、川端康成の小説「古都」の舞台でもある。まっすぐに伸びる杉木立やユニークな形をしている台杉、北山杉を管理する倉庫群などをガイドの案内で見て回り、参加者は「丸太磨き」も体験した。
昼食は築160年の古民家を利用した食事処「山のめんどころ」。囲炉裏で焼く地元の野菜、ジビエの鹿肉、草餅などを味わった。なかでも雑穀麺はそば粉や小麦粉、塩を使わず、自然の恵みをそのまま食するというもので、参加者の関心事になっていた。
北山林業地域の振興を目的に2010年に建てられた「京都北山杉の里総合センター」は、少人数から大人数までの会議や研修会、セミナーに利用できる施設。北山杉の製品なども展示しており、教育旅行などの受け入れにも応じる。
続いて訪れた「小野郷」は中川、雲ヶ畑とともに“北山三村”と呼ばれる集落。集落内には源氏物語に出てくる「落葉姫」で有名な「岩戸落葉神社」があり、かつて天皇家と深い関わりを持った「日下部家・式部家住宅」が残る。同家は江戸時代に建てられたもので通常は非公開だが今回は特別公開とあって参加者は熱心に見入っていた。
京北、周山地区にある「金花山宝泉寺」は、京都の仁和寺を総本山とする真言宗御室派の寺院で、仁和寺から移植した御室桜や観音桜、平安しだれ桜もある。裏山に200本の桜を植えるプロジェクトも行われている。

宝泉寺を訪れた参加者
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