海外はソウル、国内は沖縄県が人気―国内旅行好調目立つ HIS・夏休みの旅行動向
23/07/19
エイチ・アイ・エス(HIS)が旅行予約状況からまとめた夏休み(7月21日―8月31日)の旅行動向によると、海外旅行は前年比603・7%増、2019年比46・6%減とコロナ前の半数程度にまで回復。国内旅行は同6・8%増、19年と同程度と旅行需要の回復をけん引している。
海外旅行の平均単価は同13・7%減の17万8千円。LCCの運航再開やアジア方面の予約が大きく伸びたことが低下の要因だという。長距離路線の欧米のみなら平均単価は同29%増の35万4千円と伸びている。
旅行先1位は韓国ソウルが前年3位から数字を上げた。韓国全体では19年の水準まで回復し、7位にはプサンも入った。20代、女性同士の人気が目立つという。
2位以下はホノルル、台北、シンガポール、バンコクが入り、近場のアジア人気を示した。8位のパリは19年比で約8割まで回復している。
国内旅行の平均単価は同9・7%増の8万5千円。旅行先は1位沖縄県、2位北海道、3位長崎県、4位大阪府までが前年と変わらず、奄美大島・屋久島が人気の鹿児島県が前年から1つ順位を上げ5位に入った。
国内急上昇ランキング1位は東京ディズニーランドが開業40周年迎えた千葉県。2位はG7サミットの広島県、3位は大分県だった。上位ではないが四国各県への注目も高まっているという。
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