ごまさん夕夜景語らい協議会(和歌山県田辺市)はこのほど、和歌山県田辺市の龍神村から夕夜景を楽しむ宿泊プラン「龍神温泉 季楽里龍神に泊まる! 標高1315mから見る絶景! 夕夜景の名所『ごまさん』で見る夕陽&天の川眺望ガイド付き」(主催は名鉄観光サービス)を販売している。宿泊プランは12月9日から1泊2日で、旅行代金は1人2万8千円(1泊2食付き)。地域で眠っていた観光資源である夕夜景の認知度向上を図り、新規顧客の獲得、リピーター化、『ごまさん』で見る夕夜景のブランド化へとつなげる。「大阪の中心地から車で2時間、南紀白浜空港から車で1時間の地で楽しめる絶景天体ショーを楽しんでほしい」と関係者。
宿泊プランは、観光庁が2023年度に行う「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」の一環として実施。地域では、ごまさん夕夜景語らい協議会が主体となり、滞在、消費の向上を目指した夜のテーマ型体験の開発に取り組んでいる。
今回の舞台である護摩壇山(ごまさん)は、紀伊半島の中心で一番山深く高い場所に位置にある。日本屈指の星空スポットであり、夕陽も専門家から評判を得ている。朝には雲海、冬には樹雪も望める。
宿泊プランでは、日本三美人の湯「龍神温泉」の湯が楽しめる季楽里 龍神を舞台に展開。商品は、龍神温泉での宿泊と共に、標高1300mの「ごまさんスカイタワー」から見る関西随一の夕陽・星空を一度に楽しむ「夕夜景体験」をガイド付き体験コンテンツとして提供する。参加者には、双眼鏡など展望キットの貸し出される。
関係者は、「地域の名所である熊野古道など地域内回遊の案内を行うなど、企画を通じて、インバウンド誘客、回遊性、消費拡大、リピーター化を図りたい」と話す。地域では、朝には雲海、冬には樹氷も観賞できるという。
同協議会では、宿泊プランの販売に合わせて、夕夜景フォトコンテストやインバウンド向けの紹介動画の公開、体験OTAを使った体験プランの販売も予定している。